初心者のドライフラワー日記 Dry Flower Diary'

生花

「スワッグやリースって何?」ドライフラワーを使用したアレンジメントの種類について

前回の日記ではスワッグやリースについて書かせていただきましたが、「スワッグやリースって何?」と思われた方もいらっしゃったかもしれません。
今回はドライフラワーを使用したアレンジメントの種類について、(まだ未経験のものも含めて)初心者なりに簡単な説明をさせていただきたいと思います。

スワッグ

オレンジ系のワイルドフラワーたちのスワッグ

スワッグとは、生花、ドライフラワー、プリザーブドフラワー、アーティフィシャルフラワーなどを使用し、枝付きの花や葉を束ねた壁飾りのことです。
かなり古くからヨーロッパで魔除けとして使用され、ハーブだけのスワッグやガーランド(小さめのスワッグを紐で繋げた飾り)は、空気の浄化をするためのものとして親しまれてきました。
私たちがインテリアとして楽しむ場合、お花のチョイスは人それぞれ自由でいいと思います。お花の花粉が全般苦手な体質の方にはアーティフィシャルフラワーがオススメですし、できるだけ長く色鮮やかなものを飾っていたい方にはプリザーブドフラワーがオススメです。

聞きなれない単語がたくさん出てきたと思いますので、ここでスワッグに使用する花材大きく分けて4種類の説明をいたします。





生花(せいか)
造花やドライフラワーにする前の「生の花」のことです。

ドライフラワー
生花や茎、葉、木の実などを乾燥させたものです。
耐久性は飾る場所や生活環境によってまちまちですが、半年〜1年、長くても2年ほどです。

プリザーブドフラワー
生花や葉を特殊な液に漬けて水分や色を抜いてから、専用のインクで着色したものを指します。
耐久性はヨーロッパでは10年、湿度の高い日本では1〜2年と言われていますが、保管方法によっては日本でも7〜8年保たせることができます。ちなみに私が母に贈ったものは外気に触れずに飾っておいたところ10年経ってもまだまだ綺麗です。

アーティフィシャルフラワー
生花や茎、葉をリアルに再現した造花です。
近年は品質が向上していて、一見すると生花と見間違うほどのものも多く、ドライフラワーと混ぜてアレンジメントをすると作品の幅が広がります。耐久性にも優れているので、再利用することができます。

花材にはドライフラワーに適しているものとそうでないものがあります。そのあたりの知識は実際に経験して覚えていくことが理想的ですが、お花屋さんに聞いたり、ネットで検索をして情報を得てもよいでしょう。
興味を持てば自然に「あれは?」「これはどうなの?」と疑問が湧いてくると思いますので、ぜひ、プロの方たちの知識を正しく学んでいただきたいと思います。

リース

シリカゲルでドライにしたアネモネ

リースとは、「リースベース」と呼ばれる円形の土台に生花やドライフラワーなどを挿したり、グルーガン(スティック状の樹脂を熱で溶かして接着する道具)で花材を取り付け、壁に飾ったりする壁飾りです。
土台の種類もさまざまで、蔓(つる)を巻いたものやスポンジのものなどがあります。100円ショップなどにも大小さまざまなリースが揃っていたりします。

フラワーアレンジメントに使用するリースベース

フラワーアレンジメントに使用するリースベース
  • ■ナチュラル リースベース

私は主に蔓(つる)を巻いたものを使用しています。
フレッシュなヒムロスギやコニファーを蔓(つる)のリースにワイヤーで巻きつけてクリスマスリースを作成したり、アカツルを巻いてリースそのものを自作したこともあります。自作すると個性的なリースが出来るのでとてもオススメです。
用途によって一番ふさわしい土台を選ぶと良いかと思います。

ボードアレンジ

ドライフラワーでインテリアにアレンジされたカッティングボード

カッティングボード
  • ■カッティングボード

こちらでご紹介しているボードアレンジは、キッチン用品として売られている「カッティングボード」をベースにして作成しました。
ボードにペンキなどで色付けし、マスキングテープやシールなどを配置してアレンジを加えて、ドライフラワーやプリザーブドフラワーを仮置きしながら配置を決めてグルーガンで接着しました。
材料費は思ったほどかからず、それでいて華やかに見えるのでちょっとしたプレゼントに最適です!
(カッティングボードは本来、パンやチーズ、ピザなどをブレッドナイフなどでカットする用途で、テーブルの上やキャンプ場などで使用するものです。)

最後に、まだ私が制作したことのないドライフラワー・アレンジ作品を軽くご紹介いたします。

ハーバリウム

丸いおしゃれなガラス瓶のハーバリウム

スプリングカントリーハウス 様より引用

ハーバリウムとは、植物を保管するためにアルコールやオイルなどの防腐剤に浸したものです。
近年は、専用のオイルに漬けたドライフラワーやプリザーブドフラワーガラス瓶にで閉じ込めたものがインテリアとして人気です。ハーバリウムキットなども売られているようで、いつの間にかとても身近で気軽に作れるものになっていて驚きました。
ちなみに画像で引用させていただいているものは、LEDの照明台座の上にハーバリウムを乗せて幻想的な雰囲気を演出している商品です。

  • ハーバリウム手作りキット

アロマワックスサシェ

ドライフラワーや木の実でアレンジされたアロマワックスサシェ

クラフトスタイル 様より引用

最後にアロマワックスサシェです。
キャンドル用のワックス(ロウ)、アロマオイル、ドライフラワーを使って自分の好みの香りで作れるキャンドルのことをいいます。
ハーバリウムやアロマワックスサシェが人気なのを反映して、最近はドライフラワーやプリザーブドフラワーの花材を少しずつ用意したセットがあり、手軽でお得にいろんな種類の花材を手に入れることができます。
そのうち私も動画サイトで作り方を見ながら試作してみたいと思っています。

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