コロナウィルスの流行りで外出自粛真っ只中の4月後半、元気がでるスワッグが欲しいご依頼をいただきました。
卒業などの催し物が多くお花の需要が高まりかきいれどきなのに、自粛・中止に伴いキャンセルが相次ぎお花屋さんも多大な影響を受けている様子でした。自分ができる範囲でお花を購入できたらと思いました。
実に鮮やか。こちらはインド産だとおっしゃっていました。全体的に花びらが大きめで柔らかいタイプだったので、ハンギング法(逆さまにして吊るすだけ)でドライにしました。
グラデーションの薔薇がとても綺麗に仕上がったので、乾いていく過程をご覧いただきたいと思います。
吊るした直後の写真。
お任せでいただいたのでこんな綺麗なグラデーションの薔薇が入っていると思わず、ドライにするのは初めてだったのでワクワクでした。
3〜4日経った頃。空気が乾燥しているのでみるみるうちに乾いていくなか、色合いがとても美しく可愛らしく愛らしく変化していき大興奮。
1週間経ったものです。なんとも素敵なアンティークな雰囲気になりました!首元がしっかり硬くなるまであと1週間干しておきます。
他の薔薇も綺麗に仕上がりました。見ているだけで気分が上がります。
別の日にお花屋さんから今度はアネモネをお安く買わせていただきました。
鮮やかでなんとも可愛らしいので、この雰囲気のままドライにならないものかとシリカゲルでドライにしてみました。
5日後シリカゲルから出したアネモネです。まずまず綺麗に仕上がりました。まだ花びらにシリカゲルがついたままなのでこちらは後で筆で丁寧に払い落としました。
以上の薔薇とアネモネをメインにしたミニリースを作成しました。
リースは100均の直径10cmの小サイズを使用。
ほとんど見えなくなってしまいましたが、ベースにアイスランドモスの上にプリザーブド加工したライムロぜ色のアジサイとソフトミニカスミソウを配置してあります。
ベースフワラーの上にはじめにご紹介した薔薇とアネモネを配置していきました。
側面はこんな感じです。
リースの側面に薔薇とアネモネと交互に敷き詰めた白くてキラキラと輝いているのはシンカルファカップブルーメンです。
ラッピングして完成です。直径18cmのクリアケースに仏字新聞風の包装紙をいれて動かないように固定しました。クリアケースは組み立て式で横開きなのでバランスよく包装紙を詰めるのに時間がかかってしまいました。これもきっと慣れですね。
意味なくアップ画像です。
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今回はもう1点ミモザベースのミニリースを作成し、オーダーいただいた方にどちらか選んでいただこうと考えております。少しだけですが仕上がり画像を。
ベースにスパニッシュモスを裏側までふんだんに使い、こんもりさせた上にミモザもたっぷり乗せました。右下に大きな黄色いヘリクリサムを配置して、周りに白・濃い青・紫のハンギングでドライにしたアネモネとアンモビュームを配置しました。最後に右側中央にゴールドのリボンを巻いてその上にシリカゲルドライにした一重咲きのアネモネを配置して出来上がり。
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- ドライフラワー花材 アンモビューム
側面から見るとこんもり感がお分かりになるかと思います。左側にある白・濃い青・紫の花がハンギングドライにしたアネモネです。シリカゲルドライとは全く違う仕上がりとなりました。
こちらがハンギングドライにしたアネモネです。花びらは閉じてしまいかなり渋い仕上がりとなりました。しかし私はこちらのアネモネもとっても好きです。主役にはなれませんが、脇で良い味を出してくれます。
ちなみに後になって知ったのですが、アネモネの草の部分にはプロトアネモニンという毒があり、茎を切ったときにでる汁が直接肌に触れると炎症を起こしてしまうので扱う際には手袋をした方が安全と思います。
ラッピングして完成です。さて、オーダーいただいた方はどちらを選ぶでしょうか?両方選んでいただいてもいいのですけども〜〜。